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  • 木田 裕介

チケットは誰かに売って来てもらうものじゃなくて、自分達で売るものだ。


時代が時代だと思う。

娯楽へのお金の使い方は変わってきた。


10年ほど前まだ10代だった僕は

ライブハウスにライブを観に行くのが大好きなただの学生だった。


楽器はコピーバンドをちょろっとやっていただけで、

オリジナルバンドなんて絶対自分とは縁がないと思っていたし、

ライブハウスで働いている人が何をしているのかも知らなかった。

普通のお客さんだった。


開演間際にホールに滑り込み、

4〜6組ほどの対バンを観て気に入ったバンドがいればCDを購入し、

小屋の中では「これください」以外の言葉を発することなく帰宅する。

そんな月に数回の娯楽が好きだった。


誰にも邪魔されないし、気を使うこともない。


転換の時間に入り口でもらったフライヤーを観て、

「お、こんなライブが今月あるのか!」

なんて発見をして、また次に行くライブを決める日々があった。


そして昔はそんな人が沢山いたと思う。

音楽に生活を曲げられて、ライブハウスに通うこじらせた奴らが今より多かったと思う。


いい時代だったと思う。


このバンドと出会って人生ねじ曲がり始めた



なんだかんだありますが、ライブハウスが僕は好きです。

僕はあくまでライブハウスマンなので、

立ち位置としてライブハウスが未来永劫盛り上がって行くといいなと思っています。


もし可能なら、全てのエンターテイメントの頂点にライブハウスが立てばいいのになあ、

くらいには思っています。


「急に予定が空いたしライブハウスいくか」

ってなればいいのに、と思っています。


そういう僕の立ち位置をまず明確にした上で今回のお題。



「ライブハウスに来ているお客さんの総数が減っている問題」

※特に駆け出しの超若手バンドマンのライブイベントを見にくるような現場で。

※あくまで僕の身の回りでは、です。関係ないって方はスルーでOKです。



8年くらい前、僕がバンドを始めた頃は、

多分今よりも前述の通りライブハウス自体にもう少し拗らせた人が多かった。

(と、思う。そんなことないよ、って人ごめんなさい)


今思えば僕らはいい環境でやっていた。

所謂「いいライブ」ができていれば誰かは観てくれていたし、

好きになってもらえるチャンスが多々あった。

ライブ後にアンケートやフライヤーを配り、メルマガ会員を頑張って集めた。

アンケートにメールアドレスを書いてくれるお客さんは稀で、

必死に_(アンダーバー)と.(ピリオド)を解読した。


そして、そうした頑張りはある程度報われていた。

当時の僕のバンドはまあ笑えるくらい人気も実力もなかったが、

なんとか主催イベントでは大学生バンドにしてはまあまあな集客があった。

俺たちのホームグラウンドSiX-DOGというライブハウス(キャパ150)を

対バンの力も借りてだがソールドアウトできていた。

やりがいがあった。

なんといっても頑張る対象が目の前にいたからだと今になれば思う。



だが、

最近は地元(※ここ重要)の超若手のライブイベントでバンドが5組出ていても、

お客さんが10人きっている、なんてザラである。

正直こんな状況じゃライブハウスなんか出ても意味ねえよ、って思っちゃう気持ちが分からないわけでは無い。


もちろん10人いたら10人の心を持って行くライブをしないといけないのだが、

まあ気持ちはやっぱりわかる。

できればライブハウスの地面よりは、お客さんの前でライブがしたいと思う。


僕も実際に過去に一度、お客さん2名で、

一人はボーカルの彼女、もう1人が僕の母親、という地獄みたいなのを経験した。

対バンですら観てくれていなかった。

20歳そこそこだった僕の心は正直折れた。

人生で唯一打ち上げに出なかったライブかもしれない。(これはちょっと後悔してる)



閑話休題。



そりゃあ、「ライブが楽しい」って思えないよな、って気持ちも分からなくは無い。

人がいねえんだもん。頑張ろうにも聴いてもらえないんだもん。


なんとかしてやりたい。と、本当に僕は思っている。


この前久々にSiX-DOGの閉店イベントで4年ぶりにライブをしたけど、

あんなに楽しいことはやっぱり他にねえなあと思った。

こんなに素晴らしい文化は消えて欲しく無い。

ライブ、本当にめっちゃ楽しい。



目の前にお客さんがいてくれるだけでもバンドマンは頑張れるはず。

辞めない理由にはなるはず。

じゃあどうしたらいんだろうか?

そんなブログです。今回。




あくまでも数ある答えの1つですが、

「バンドや主催がチケットを売る」


ことでかなり解決されます。

何言ってんだ?ってツッコミがくるのわかりますよ。

もう少し掘り下げます。



最初からライブハウスに来たことがある人なんてこの世にはいない。

取り置きだとかドリンク代だとか、なんか怖そうだとか。

ライブハウスってよくわかんない場所じゃ無いですか。実際。

じゃあ俺たちライブハウスの現場にいる人が丁寧にライブハウス呼べばよく無い?って話です。

友達ならライブハウスの入り方とかも直接教えてあげる機会ありますよね?


現場にいる僕が本当に感じているのが、

今の若手バンド(本当に年齢的に18〜22くらい)が

本当に学校やバイト先なんかの友達をライブハウスに呼ばなくなった。

嘘じゃ無いです。本当です。


そしてほぼイコールで、

18歳〜22歳くらいの若い子達が、

自分でアルバイトなんかも始めれる年齢になり、

高校時代と比べて自由に時間やお金を使えるようになる、

そんな時期にライブハウスと出会わなくなっている。

と、思う。


僕の頃はもちろんノルマ達成できないことも多かったんだけど、

同時に単純にお金がなかった。

昔は30000円(2000円×15枚)のノルマとか普通によくあった。

今はこんな金額多分珍しいんですが、こんなの月に3回も4回も払ってたら、

お客さんを呼んでノルマを減らさないと生きていけなかった。リアルに。


だから必死に友達を呼んだ。


是非はあるが、割引したり、タダでもいいから一度ライブを観てもらおうと

大学の友達とかを招待したりもした。

観てもらってもダメだったら諦めもついた。


まだアマチュアで駆け出しのバンド達。

どうか、

チケットを【自分たちで】なんとか売ることにも

意識を持って欲しい。と僕は思う。

誰かに売って来てもらうもんじゃない。


ノルマも減るし、人に見てもらえる。

そして何より、そんな戦略的なことは置いておいても、

自分たちが大切に作った曲を演奏するんだから先ずは友達に見てもらおうぜ。

なんつって。

そっちのが絶対楽しいよ。嬉しいと思う。

ちょっと最初は小っ恥ずかしいかもだけど。絶対、楽しい。



なかなか集客増えねえなあ、って悩んでる若手バンドマン、

折角ライブやるんだから君のライブがあることをみんなにお知らせして見たらどうでしょう?

赤の他人に向けて、

味気のないコピーアンドペーストの最低限の情報をツイートしてるだけじゃ

中々たくさんの人には興味を持ってもらえないと思う。流れちゃうから。


ライブに人が来ない理由は案外「そのライブがあることを知られないから」

っていうシンプルな理由だったりします。

本当です。


君の友達に君のライブに行きたいと思ってくれている人もいるかもしれない。

Twitterに書いてるだけじゃ、流れていっちゃう。

ライブハウスの行き方がわからないけど、

Twitterじゃ質問しにくかったりするかもしれない。


LINEでもDMでも案外直接誘うって大切なことです。

基本なんですけどね。基本に立ち返ってみるのもありだと思います。

きっかけ作って行きましょ!



ちなみに、

あんまりしつこいのは鬱陶しがられるからNGだけどね!!

友達無くさない程度に、丁寧に、もしよかったら、でもしっかり周りに知らせましょう!




友達を誘いにくいのはわかるんですけどね。

ただ、昔に比べてノルマの金額も減ってるし、

必死こいて呼ばなくても即死するほどの状況でもないのもあるのかなあと。

あの頃は必死だった。


僕達がした苦労を若手がする必要はないと思いますが、

ライブハウスを知ってくれる人が増えることは、

ライブハウスに今いる人たちに誰にとってもいいことだと思います。

一緒に頑張りましょ。俺も相談乗りますので。



そして、

最後に宣伝ですが、

私もライブを主催しておりまして、

もしよければこちらのライブもチェックして見てください。


10代だったり、新生活だったりの人は無料になります。


長々バンドマンに向けて書きましたが、

お客さんの皆さんも、機会があれば是非友達連れて来てください。

中々勇気がないと最初は一人でいけるような場所じゃ無いとは思うので。

ライブハウスって。


連れて来やすくするための無料イベント、みたいなところもあります。

是非要チェックしてください。



行き方がわからん!とかは全て

Twitter(@from__suke) までどうぞ!

DMでもリプでもしっかり答えます!

Twitterやってない人はメールでも!






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