© 2016 Shinonome Works.

  • 木田 裕介

頼むから取り置きはカタカナフルネームで統一してくれ


ゴタゴタオープニングトークなど不要。

今回のテーマ。


「頼むから取り置きはカタカナフルネームで統一してくれ」

です。


書きます。

今まで書いて来たことと少しだけ毛色が違う内容かもしれない。




ライブハウスに入場してライブを見るには、

当然ではあるがチケットを購入する必要がある。

映画やプロスポーツなど、だいたい事前にe+やチケットぴあ等で

チケットを事前に購入して置くことがほとんどだと思う。


ただライブハウスやお笑いの世界なんかだと、

「取り置き予約」や、「置きチケ」と呼ばれる制度がある。


これは事前にバンドマンや芸人さんに

「この日行くけど、チケット買うタイミング(もしくはプレイガイドの券売がそもそも無い)から、当日お金払うね」

と、何らかの手段を用いて(最近はSNSが多い)事前に約束するシステムだ。


取り置き名をアーティストに伝えると、

アーティストはその取り置き予約している人の名前リストを当日に提出することで、

お客さんは当日に受け付けでチケットを購入するにも関わらず、

「当日券」の値段ではなく「前売り券」の値段でチケットを購入できる。

「この人は前から約束してくれてたから前売りの割引価格でチケット売ってあげてください!」ということだ。


ちなみに、僕の勤めているライブハウスでも、全公演プレイガイドでチケットを券売しているわけではないため、前売りチケットの購入方法が「取り置きのみ」のライブもよく開催している。


「取り置き」システムは、言い方が悪いかもしれないが、

まだお客さんが少ないバンドの公演でよく行われる。


現実的に200人とか300人とかのリストがあった場合、リストから名前探しているだけで、開演時間が来てしまうためもう少し控えめな規模の時は「取り置き」は非常に重宝されている。

プレイガイドは当然だが手数料が引かれてしまうため、まだ券売数が10以下のバンドにとっては結構死活問題になったりする。

そのため、ライブハウスもあえてプレイガイドを発券しないケースがある。


バンドは売れてくると様々な理由で取り置き予約が無くなって行く。


少し話が逸れたがこうした取り置き予約という「口約束」が、まだ売れていない演者とお客さんの間のコミュニケーションの1つになっている側面も実際にはあるように感じる。

正直思うところはめえええええええええええええええええっっっっっっっっっっちゃあることもたまーーーにあるけど、これもインディーズバンドを応援することの醍醐味なんだと思う。



この「取り置き」「前売り」「当日」みたいなところに対してはよく様々な論議が流れている。

が、長年続いたこのシステムはすぐには変わっていかないだろうと僕は思っている。

その辺りに関しては僕は今回は触れません。


ので、

本日の主題。

これを読んだ今この瞬間から変えれること。

「頼むから取り置きはカタカナフルネームで統一してくれ」

です。(大事なことだから何度も言ってます。)


要は取り置きの名前が、下の名前だけだったり、あだ名だったりする人が非常に多いんです。

それの何が悪いんだよ?って思う人もいると思います。

それに関してライブハウスの受け付けで実際に取り置きのお客さんにチケットを売っている人間として説明していきます。


昔僕が取り置きを受けるときにカタカナフルネームで名前教えて下さい、って言っても頑なに名前を教えてくれず、結局他のバンドでニックネームで取り置き予約してたあの人、見てる?なんでダメか真面目に書くから、頼むから納得してください。






仮に「ヤマダハナコ」さんの取り置きがあったとしよう。


ここに無限の可能性がある。


取り置きリストに書かれている名前の可能性として「ヤマダさん」「ハナコ」「山田花子」「やまさん」「はなちゃん」などが考えられる。名前に由来のないあだ名の時もある。


そして実際に来た「ヤマダハナコ」さんが何者なのか、ただのライブハウススタッフである僕たちにはわからない。


受付で「ヤマダ」です。と言われたら、

僕らはこの人がまさか「はなちゃん」の名前で取り置きされているなんて思いもしない。

逆も然り。

結果として受付に時間がかかる。


この前のでらノメサーキットでも、取り置きに「ナナ」って人が6人くらい居た。

目の前の「ナナ」が、どの「ナナ」かなんてこっちはわかるわけがない。

「へぇ、あんたもナナって言うんだ〜」ってくらい「ナナ」がいた。

申し訳ないが、どうしたって受付は手間取る。


私は、俺は、時間かかってもいいよ、って思うかもしれないけど、

後ろに人が並んでいる可能性もある。あなただけの都合でもない。

後ろに並んで居たお客さんが、結果として見たかったバンド、見たかった曲がはじまるまでに案内ができないことがある。

こちらとしても心苦しい。できれば避けたい。


この点、フルネームでわかりやすく統一されて入れば、ミスは圧倒的に減る。

見つけるスピードも本当に何故か早くなる。

(リストが50音順だと最高)

これはライブハウスに10年近くいる僕が言うから本当です。

「俺なら探せる」とかエアプ&糞リプは絶対送ってこないでください。即ブロックします。



バンドもしっかりアナウンスして欲しい。

というかバンドがしっかり言わないといけない。ほんとに。

ここまで野放しになったのは今までのライブハウスとバンドが悪い。

僕はアポロで出会ったバンドにはずーっとこれ言ってるんだけど、

中々あった人だけだと浸透しきらないので、ブログ書きました。



バンドはフルネームで取り置きをとって、

お客さんにも受付でフルネームで伝えてもらうように、伝える。

これが大事。バンド側からのアナウンスしっかりしましょう。

そして、お客さんへのお願いになりますが、前述の通り、フルネームで聞かれたら、フルネームで返してください。お願いします。

最悪、どーーーーーーーーーーーーしても名前言いたくなければ偽名でもいいと僕は思います。カタカナフルネームで(漢字だと読めない時がある&悪用される可能性が怖いかも?)あれば、僕は別に何でもいいかなとも。


これも結構多いんですが、

最後の清算の時に「●●さん来てたはずなのにな〜」みたいなトラブルも減らせます。確実に。




ちなみに、同じくややこしい(?)のが、めっちゃパンチの効いたニックネームの人。

取り置きの時受付で大真面目に「プッチンプリン伯爵7世で取り置きしてます」

とか言ってこられる時がある。正直笑いそうになる。

どうして俺は明らかに年上の男性のお客様から

「プッチンプリン伯爵7世です」って自己紹介されてるんだろう、って正直思う。

シュールすぎるでしょう。

絵面が面白すぎるでしょう。


僕らはギリギリのところで笑いを堪えて受付してます。

失礼になるといけないと思いつつ、こんなん半分以上ウケ狙いやろ、って人、実際にいる。


正直ここまで面白くぶっ飛んでれば、見つけやすいし、

僕的にはOKかなー、なんて思ったりするんですが、

そういったニックネームもどこまでがOKで、どこまでがややこしい名前だからNGか、

ってボーダーが曖昧になるのでできれば避けて欲しいなーと。



こんなん笑うやん

結局の話。

名前って大切なのはすごく僕もわかって居て、

アーティストと自分をつなぐ上で、「下の名前で呼ばれたい」「ニックネームで呼ばれたい」って気持ちは、まあわかんないなりにはわかっているつもりです。


ただ、その取り置きの名前のリストと、実際の顔を照らし合わせて見るのって、

結局僕ら受付をするライブハウススタッフなんですよね。

下手したらアーティスト側は見てないメンバーも居たりします。


非常に申し訳ないんですが、アーティストとお客さんの間にある関係値みたいなのって僕らには知る由がない(というか別にお客さんも僕らに知られたいとも思ってないと思う)ので、できれば取り置きで使う名前は、受付時に使う業務的なものだと思って、

「カタカナフルネーム」

で、みなさん業界で統一いただけますと非常に嬉しいです。


大人になったらファミレスの入り口の名前書くところに「フリーザ」とか書かないでしょ?


まあただのお願いですが、スムーズにご入場いただけるよう考えては居ますので、少しでも色々とトラブルを減らしていけるようご協力いただけると嬉しいです。


きだ