- 木田 裕介
ツイキャスを使った配信ライブ(初回)のあれこれ
慣れないことをすると疲れますね。
6/20(土)にダイアモンドホールから初の配信ライブを行いました。
BACKLIFT 少年少女秘密基地 防衛戦 ”PROTECT OUR BASE FROM COVID-19”
全国のライブハウスで、
配信ライブをやっているところもあれば、
やっていないところもあります。
別に絶対にやらないと生き残れないとも正直思わないし、
けど、使える道具の1つくらいでは持っていて損はしない気がする
「配信ライブ」というコンテンツ。
ある程度PCや映像周りを触ったことがある人ならわかると思いますが、
エンコード中やサーバーへのアップ中があまりにも暇すぎるので、
この暇な時間を使って、記事を書いています。
内容としては、
今回初めて「ツイキャス」をつかって配信ライブをした上で、
よかったことや問題になったことなどを列挙します。
※あくまで、ちょっとだけパソコンが好きな素人が書いた記事です。
正しい情報じゃないです。文句も異論も受け付けません。
僕個人の忘備録でもあるし、
ライブハウスが配信ライブをやる上で、
こんな問題が出て来たよっていうちょっとしたメモ程度です。
また、YouTubeで無料配信をしたことがあるくらいの知識があることを前提に書きます。
(何故なら僕がそうだからです)
繰り返しますが、間違っていても責任とらないし、
別に正しい知識をひけらかそうとか、そういう意図でもないのであしからず。
疑いを持ったら自分で調べてください。
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0.配信時設定
雑に書きます。よくわからなかったら飛ばしてもらって大丈夫です。
配信PCが
MacBookPro(Retina,15-inch,Mid 2015)
2.5GHz Intel Core i7
メモリ 16GB 1600MHz DDR3
グラフィック AMD Radeon R9 M370X 2048MB
Intel Iris Pro 1536MB
OBS設定は、ツイキャス推奨を参考にしつつ、
1080p30fps
エンコーダ:x264
レート制御VBR
(※これどうなんですかね?CBRのがいいと思ってたんですが、推奨がこちらだったのでこちらでやりました。正直見た目では違いがわからなかった)
ビットレート5000Kbps + 音声ビットレート256kBps
CRG 18
キーフレーム感覚1
プロファイルmain
CPUプリセットはmediumを使いつつ、
長時間配信でCPU使用率が上がったタイミングで、veryfastまで下げました。
(使用率70%まで上がったものが40%くらいまで落ちました)
ちなみに上り回線は優先で80MB~120MBほど。
8割使いでもツイキャスの受けマックスの60MBまでは対応可能。
1.プラットフォームとしてのツイキャス
■よかったこと
・発売までのスピード感が桁違いに早い
・券売状況の管理がWEBで可能
・他の配信サービスに見られる「放送枠」がなくて、希望日時に配信できない、ということが起こらない
・(法人の場合)登録すれば投げ銭がすぐに使える(初回は認証まで約2~5営業日見たほうがいい)
→この3つは、Streaming+やZAIKOや、その他個人系のサービスを複数吟味しましたが、
ツイキャスの大きなメリットに感じます。
配信ライブはイレギュラーに発生するものだし、極論明日やろうぜ!って券売でも対応できて、
枠の確保も確実にできる&高画質配信に対応しているのはツイキャスだけじゃないでしょうか?
・【要検証】配信ラグが少なく、音ズレ(リップシンク問題)も(何故か)ほぼ発生しない。
→YouTubeでの「超低遅延」くらいでしょうか。実際の映像から、配信までのラグが10秒程度でした。
また、YouTubeやvimeoでの配信を用いた際に発生した音ズレはほぼ発生しませんでした。
vimeoではOBSで同期オフセット300msくらいで普段対応していましたが、
ツイキャスでは0msでリップシンクがとれました。
理由がわからず怖いです。同じ設定でYouTubeに流したら、若干の音ズレはありました。理由がわからん。
・思ってたより高画質
・購入者へ直接メッセージが可能
→e+など一般のPGでは不可能な、購入者と直接メッセージのやりとりが可能。
トラブル対応もスムーズにやれる。ありがてえ。
※後述するデメリットもある
■わるかったこと
・テスト環境と本番環境で動画環境が圧倒的に違う
→ツイキャスが提示しているテスト環境でテストすると、動画のクオリティが酷くて一度絶望。
明らかに1080pの映像ではなく、何を試してもだめで、仕方なく本番迎えたら普通に綺麗に映像が出てきました。
先に言ってくれ。めっちゃ無駄に時間使った。
ツイキャスの仕様として、テストURLでは「高画質配信」「プレミアムチケット環境」では配信ができない模様でした。
本番環境のテスト環境作るには、絶対誰も買わないようなチケット値段の公演を作って配信するしかないっぽいです。
拘りたい人には非常に悪。
・チケット券売の「予約投稿」ができない
→公開=販売開始の仕様。
そして、公開日時の指定もできず手作業の仕様。
地味に手間だし、担当者が複数いない場合は事故の可能性も。
・「メッセージ機能」で、主催側では対応できないメッセージが来る。
→通常通り配信できているのに一部のお客さんから「見れない」と連絡があったり、
ログイン情報がわからなくなったなどメッセージが来る。
正直こちらでは対応ができないシステム的問い合わせが本番間近でくるとテンパる。
本番中は普通に対応も難しい。(人がいっぱいいれば可能)
・(おそらく)視聴ページが見辛い
→全体の1%以下ではありましたが、昼夜公演それぞれ上記の通り「動画が見れない」という問い合わせがありました。
他にもTwitterのエゴサなどを見ていても、最初見れなかった人がいた模様
どうやら、例えば購入者がTwitterアカウントを複数持っている場合、
Aのアカウントでツイキャスと紐づけてチケットを買ったのに、それを忘れて、
Bのアカウントで視聴しようとして見れなかったパターンが複数あった模様。
客層も若いとサブ垢もってるとわかんなくなるんだろうな、と。
そもそも若干UIが見辛いので、事前に早めに待機してもらうようにアナウンスしたり、
オンラインではあるものの、接続者数次第では多少スタートを押してあげてもよいのかもしれない。
また、映像技術以外にもそういった対応スタッフを1人用意しておけると親切かも。
ただ、ライブハウスでそこまでやる必要あるのか?とも正直思う。
とりあえずエンコード終わったので、帰って寝ます。
出勤から23時間経過。
いくら暇つぶしとはいえ我ながらひどい文章。
多分全体的に後日書き直すし、
起きて気が向いたら追記します。
実際の配信の券売URLはこちら。 14日間アーカイブがみれます。 昼公演はアーカイブが1バンド分しかないので、
配信の感じがみたいだけであれば、夜公演をお勧めします。
昼公演
https://twitcasting.tv/c:apollo_base/shopcart/8964
夜公演